分かりやすい言葉で丁寧に説明し、患者さんに納得して頂ける治療を心がけています

ご来院にあたって

■診療時間/休診日

診療時間 日・祝
9:00〜12:30
15:00〜18:00

●診療時間:午前 9:00-12:30 / 午後:15:00-18:00
●休診:木曜日午後、土曜日午後、日曜日、祝日

■お持ち頂くもの

  • ●健康保険証
  • ●お薬手帳など
  • ●最近の検査結果(任意)

健康保険証、内服中のお薬が分かるもの(お薬手帳など)をお持ち下さい。
また、最近の検査結果(採血など)もございましたら、診療の助けになります。
基本的に尿検査がございます。クリニックで排尿できそうにない場合は、紙コップなどの容器に入れてお持ち下さい。
おねしょや蛋白尿で受診される場合は診断の助けになりますので、なるべく朝一番の尿をお持ち下さい。精液検査をご希望の方は、準備の関係上、ご来院の前日までにお電話でご連絡頂ければと思います。3日程度の禁欲をして頂き、受診直前の精液をご持参下さい。


主な病気


自費診療について

*価格は全て税抜価格です
*薬剤料のほか、診察料がかかります。
*例えば、初診でシルデナフィル錠を3錠処方した場合は、6000円(税抜)となります。

ED治療薬
初診料 3000円
再診料 2000円
・シルデナフィル錠(50mg、バイアグラのジェネリック)1錠:1000円
・レビトラ錠(20mg)1錠:1600円
・シアリス錠(20mg)1錠:1800円
AGA(男性脱毛症)
初診料 2000円
再診料 1000円
・ザガーロ錠(0.5mg)30錠:9200円
・フィナステリド(1mg、プロペシアのジェネリック)28錠:5600円
ブライダルチェック
検査費用 18500円
検査項目:B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、クラミジア、淋菌

■採血によるリスク評価検査

*価格は全て税抜価格です

アミノインデックス®がんリスクスクリーニング
検査費用 22000円
血液中のアミノ酸濃度を測定し、現在がんであるリスク(可能性)を評価する検査です。
1回の採血で、男性は5種類(胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、前立腺がん)、女性は6種類(胃がん、肺がん、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮がん、卵巣がん)のがんに対する検査を行います。
*この検査は、採血を行った時点でのリスクを評価するもので、生涯に渡ってのリスクを予測するものではありません。
ABC分類検診
検査費用 3500円
バリウムを飲んでから行うレントゲン検査とは別に、血液検査で手軽に胃の健康度をチェックすることが出来ます。血液中のペプシノゲン濃度、ヘリコバクター・ピロリ抗体を調べて、その結果を組み合わせて、健康な胃のタイプ、胃潰瘍に注意が必要なタイプ、胃がんになりやすいタイプなどに分類します。
*明らかな胃の症状がある方、胃の病気を治療中の方、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療を受けた方などは、正しい結果が得られない場合があります。
LOX-index®(ロックスーインデックス)
検査費用 12000円
将来の脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク(可能性)を予測する唯一の血液検査です。最大の悪玉コレステロールであるLABと血管炎症の指標であるLOX-1を調べることで、脳梗塞・心筋梗塞の原因となりえる動脈硬化の進行具合を評価します。
脳梗塞・心筋梗塞は生活習慣を改善する事で「予防」できます。ご家族に脳梗塞・心筋梗塞にかかった人がいる方、血圧、LDLコレステロール、血糖値が高めで動脈硬化が気になる方、40歳以上で喫煙している方、肥満が気になる方などにお勧めの検査です。

症状説明

前立腺の病気

前立腺は膀胱の下側にあるクルミ大の臓器で、男性にしかありません。精液を作ったり、精液を飛ばす役割があります。

A.前立腺肥大症
前立腺は、50歳頃から徐々に大きくなり、尿が出にくい、近いなどの症状が出てくる方もいます。
出にくい場合は、前立腺を広げたり、小さくする薬を使います。
尿が近い場合は、膀胱が勝手に縮むのを抑える薬を使います。
薬の効果が不十分な場合は、レーザーを用いて前立腺をくり抜く手術や尿道に管を入れる処置が必要になる場合があります。
B.前立腺がん
血液検査で、PSAという腫瘍マーカーを調べることが診断の第一歩になります。
前立腺肥大症や、前立腺に炎症がある場合でもPSAが高くなることがありますので、診断をつけるために、MRI検査や前立腺の組織を取る検査を行います。
治療法は、お年やがんの広がり具合によって変わります。
前立腺を取り出す手術、放射線治療、前立腺がんを成長させる男性ホルモンを抑える薬物治療などがあります。

過活動膀胱、頻尿

A.過活動膀胱
尿意切迫感(尿のがまんが難しいこと)が主な症状で、その他に頻尿(尿の回数が多い)や尿もれを伴うこともあります。
膀胱が勝手に縮むのを抑える薬や、低周波で神経を刺激する方法などで治療します。同じような症状を起こす病気として、膀胱や前立腺の異常や、膀胱炎などの感染症が隠れている場合もありますので、注意が必要です。
より適切な治療のために、一度は泌尿器科専門医を受診されることをお勧めします。
B.頻尿
排尿回数は個人差がありますので、ご自身のこれまでと比べて、回数が増えたと感じられれば、頻尿ということになります。
膀胱炎などの感染症があったり、尿が残っているためだったり、膀胱が勝手に縮んでしまうなど、色々な原因が考えられます。
尿検査や超音波検査を行い、きちんと原因を見極めて、適切な治療を行う必要があります。
C.夜間頻尿
夜間に排尿のために1回以上起きなければいけなくて、それでお困りの場合が当てはまります。
原因となる病気で最も多いのは糖尿病で、口が渇いて水分を取りすぎる場合です。水分を多くとってしまう方も多く見受けられます。
体の原因としては、夜に尿を多く作るようになってしまったり、膀胱の容量が年齢とともに少なくなる事、眠れない事などが考えられます。
水分を取りすぎる方は、無理のない範囲でそれを制限する事が治療の第一歩です。その他、膀胱を広げる薬や日中に尿を出す薬、睡眠薬などで治療します。

尿もれ

A.腹圧性尿失禁
くしゃみ、咳、運動などでお腹に圧力がかかった時に尿がもれる状態で、女性の尿もれの約半分を占めます。
出産や加齢によって尿道の裏打ちが弱くなることや、尿を止める括約筋自体の障害などが原因と考えられています。
治療としては、括約筋の収縮を助ける薬や、骨盤内の筋肉を鍛える骨盤底筋体操、低周波で筋肉や神経を刺激する方法、人工のテープで尿道を支える手術などがあります。
B.切迫性尿失禁
尿を貯めている時に、膀胱の筋肉が勝手に縮んで、急激な尿意と共に尿がもれる状態です。
治療としては、尿意を感じた時に少しずつ尿を我慢する膀胱訓練や、膀胱が勝手に縮むのを抑える薬などがあります。
切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁が同時に起こる事もあり、これを混合性尿失禁と言います。
C.溢流(いつりゅう)性尿失禁
尿が十分に出せないために、大量の残尿があり、それがあふれてもれる状態です。
脊髄の病気や、骨盤内の手術、糖尿病などで排尿の神経が障害されることが原因で、尿意が乏しいのが特徴です。尿の排出を改善する治療を行います。

感染症

A.膀胱炎
頻尿、排尿時の痛み、残尿感、時に血尿などの症状があります。
若い女性とご高齢の方では原因となる菌の種類が異なるため、それぞれに合った抗生物質で治療する事が大切です。
B.腎盂腎炎
尿中の菌が腎臓に入る事で起こります。発熱、倦怠感のほか、腎臓のある背中付近の痛みが出ることもあります。
尿管結石などにより尿の流れが悪くなっていることが原因の場合もあります。
抗生物質による治療の他、結石があれば、尿の流れを良くするため、尿管ステントと呼ばれる管を挿入することもあります。
C.精巣上体炎
精巣の横にある精巣上体(副睾丸)に細菌などが尿道から入り込んで、炎症を起こします。
発熱、精巣全体の腫れや痛みといった症状があります。
細菌の他、性的活動のある男性ではクラミジアという病原体が原因になることもあります。抗生物質にて治療します。

性行為感染症

性行為によって感染します。ご本人だけが治療されても、パートナーが感染したままだと再び感染します。パートナーとご一緒に検査・治療を行う必要があります。

A.淋菌性尿道炎
淋菌が原因で、排尿痛や尿道から膿が出るなどの症状があります。
女性の喉に菌が住みついていることもあり、オーラルセックスでも感染する場合があります。
抗生物質の注射や飲み薬で治療します。
クラミジアも同時に感染している可能性も高いので、合わせて検査や治療を行う場合があります。
B.クラミジア性尿道炎
クラミジアという病原体が原因で、淋菌に比べると症状が軽い場合が多いです。
精巣の横にある精巣上体(副睾丸)に感染すると、発熱、精巣の腫れ、痛みなどの症状が出ることがあります。
こちらも、オーラルセックスで感染する場合があります。
女性が感染すると、症状がほとんどないうちに、卵子の通り道に炎症を起こして、将来的に不妊症になる場合があります。そのため、パートナー(女性)の検査・治療が特に大切です。
抗生物質の飲み薬で治療します。
C.梅毒
梅毒トレポネーマという病原体が原因です。
初めは、ペニスにしこりや潰瘍ができます。その後、全身に発疹が出てきます。
梅毒患者はエイズ(HIV)に感染している場合もあるので、エイズの検査も同時に行うのが望ましいとされています。
抗生物質で治療します。

血尿・蛋白尿

A.尿潜血・血尿
尿潜血は、血液の色素などが尿中に出た場合に(+)になりますが、実際に血液が混じっている血尿とは区別する必要があります。尿潜血(+)のみで、血液が混じっていない場合は、血液が溶ける病気や激しい運動後に筋肉が溶ける病気がないか、考える必要があります。
実際に血液が混じっている場合は、膀胱炎や尿管結石、腎臓に炎症が起こっているなどの原因が考えられますが、顕微鏡でやっと分かる程度のものであれば、大きな問題がない場合も多いです。
お煙草を吸われる方で、目で見て分かる程度の血尿だけが症状の場合は、時にがんが隠れている可能性もありますので、注意深く検査を進めます。
まずは尿検査や、超音波検査を行います。必要に応じて、尿中にがん細胞がいるかを調べる検査や、レントゲン検査、膀胱の中をカメラで見る検査などを行います。
B.尿蛋白
自覚症状はほとんどなく、検診などで発見されることが多いです。
再検査で問題なかったり、朝一番の尿に蛋白が出ていない時は、心配ない場合が多いです。
慢性的な腎臓の炎症などがないかを調べるために、詳しい尿検査や血液検査を行います。

尿管結石

腎臓から膀胱へ尿を運ぶ、尿管に石が詰まる病気です。
尿の流れが悪くなって、腎臓が腫れ、わき腹や背中の激しい痛みや血尿などの症状があります。尿に細菌がいる場合は、急性腎盂腎炎を起こして、高い熱が出ることもあります。
小さな結石であれば、座薬で痛みを取りながら、石を出し易くする薬や水分をしっかり飲んで頂くことで、自然に出るのを待ちます。
大きな結石や、なかなか自然に出てこない場合は、体の外から衝撃波を与えたり、尿道から細いカメラの機械を入れて、結石を割る治療を行います。

男性更年期障害、ED、AGA

A.男性更年期障害
お年を取るにつれて、精巣の働きが弱くなり、そこから出る男性ホルモン(テストステロン)が少なくなることが原因と言われています。
不安やいら立ち、疲れやすさやほてり、性欲低下や勃起不全など、症状は様々です。自覚症状を評価する質問票や、血液検査で男性ホルモンが少なくなっていないかを調べます。
男性モルモンが少ない場合は、男性ホルモン注射で治療します。
この注射は、男性ホルモンによって成長する前立腺がんの患者さんには使えません。
また、精子や精液を減少させる働きがあるので、お子さんを授かりたいとお考えの方にも使用できません。
B.ED
原因として、気持ちの問題、ペニスの血管に異常がある場合、神経に問題がある場合、男性ホルモンが低下している事などが挙げられます。加齢や喫煙、糖尿病なども危険因子になります。
生活習慣や糖尿病が原因の場合、まずはその治療を行います。
男性ホルモンが低下している場合は、男性ホルモン注射で治療します。
この注射は、男性ホルモンによって成長する前立腺がんの患者さんには使えません。
また、精子や精液を減少させる働きがあるので、お子さんを授かりたいとお考えの方にも使用できません。
薬の治療としては、バイアグラ、レビトラ、シアリスなどのPDE5阻害剤と呼ばれる薬を使います。
薬が効かなかった場合は、血管を広げる薬をペニスに注射する方法もありますが、限られた施設でしか行えません。
EDに関する治療は健康保険が使えませんので、全て自費になります。料金に関しましては、自費治療の項目をご参照ください。
AGAの原因物質の一つとしてDHT(ジヒドロテストステロン)が挙げられます。いわゆる男性ホルモンであるテストステロンが、5α還元酵素によって活性化されたもので、DHTを低下させることがAGAの治療になります。5α還元酵素には肝臓や皮膚に多い1型と、頭部毛嚢やひげ、前立腺などに多い2型があります。
フィナステリド(製品名:プロペシアなど)は2型の働きのみを抑えるので性欲減退やEDなどの副作用が少ないと言われています。最近登場したデュタステリド(製品名:ザガーロ)は、1型と2型の両方の働きを抑えるのでより高い効果が期待されています。
いずれの薬剤も皮膚から吸収されるので、割った錠剤やカプセルの内容液に女性やお子さんが触れないよう注意が必要です。(特に妊娠中の婦人が本剤を服用すると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼすおそれがあります。)
また、前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値を半分にする作用がありますので、これらの薬剤内服中の方は検診の値を2倍したものが実際の値になります。

お子さんの病気

A.おねしょ
7歳のお子さんの6-10%程度にあると言われています。
生活習慣や、体が夜に尿を作ってしまうなど、色々な原因が考えられます。
しかし、深刻な問題があることは余りなく、特に治療しなくても、毎年15%の割合で自然に治っていくと言われています。
治療で大切なのは、お子さんご本人の保護者の方のやる気です。
まずは、寝る前にトイレに行く、寝る前の2-3時間前には晩ごはんを食べておくなど、生活習慣を見直します。
良くならなければ、昼間と夜の排尿の日記をつけて頂き、排尿の問題を調べます。
それで、昼間の排尿に問題なければ、自然に治る確率は高いと言われています。
お子さんと保護者の方が強く治療を希望された場合は、夜間の尿量を減らす薬や、おねしょをしたら反応するアラームを使って、少しずつ膀胱の尿を貯める働きを改善していく治療法などを行います。
B.包茎・亀頭包皮炎
1歳までは包皮と亀頭はくっついているのが普通ですので、無理やり皮を剥くことは避けて下さい。
亀頭の包皮の間に菌がついて炎症を起こすと、ペニスが赤く腫れて痛がる、亀頭包皮炎という状態になります。抗生物質で治療を行います。
亀頭包皮炎を繰り返したり、尿を出す際に包皮がふくれる様なときは、包茎の治療をお勧めします。
手術をしなくても、軟膏を塗ってあげることで90%位の方は皮を剥くことが出来るようになります。無理やり剥いてしまうと、戻らなくなって、ペニスが絞めつけられる、かん頓包茎という状態になってしまう場合もありますので、決して無理はしないようにしましょう。
C:精索捻転
精巣が回転して、精巣を栄養する血管が捻じれてしまう病気です。
精巣をひどく痛がります。お腹が痛いというお子さんもいらっしゃいますので、下着を下ろして精巣を痛がっていないか、確認してあげてください。 血管が捻じれたままだと、精巣が腐ってしまいますので、診断も兼ねて、緊急手術を行う場合が多いです。
細菌による炎症などで痛みが出る可能性も考えられますが、お子さんが精巣を痛がる場合には、最初から、泌尿器科のある大きな病院を受診されることをお勧めします。
D.停留精巣
通常は、産まれるまでにお腹の中から陰嚢の中へ精巣が下りてきます。その途中で引っ掛かっているために、陰嚢の中に精巣が触れない状態です。
放置すると、不妊症の原因になったり、精巣のがんになる可能性も高くなると言われています。
治療としては、精巣を陰嚢まで持ってくる手術などがあります。
精巣への影響を考えると、1〜2歳頃までに治療する事が望ましいと言われています。